キミもまた去ってゆく
ただのオタクの戯言。
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またひとり、いなくなった。
脱落者、といえばいいのか
違う夢を追いかけたと言えばいいのか
彼は違う夢を追いかけたらしい。
Instagramでは彼女らしき子と幸せそうに笑っていた
Twitterではわたしたちに知識のない言葉で誰かと会話をしていた
某動画サイトではMVらしきものを公開していた
最初は、なんて自分勝手な人なんだろうと思った。ガムシャラ!という番組で、Jr.歴も年齢も先輩である人にタメ口で話したりおちょくったりしていたのだから。
5人で協力してひとつのパフォーマンスを作り上げるうえで、彼は明らかに浮いていた。
それは、彼の性格上の欠点からくるものだったのかもしれない。はたまた、彼の中にいる血が騒ぎ、ただ場を和まそうという気持ちからきた行動だったのかもしれない。
後にスタッフが1対1で話を聞いているが、それを見る限りは欠点という印象は受けなかった。場を和まそう、というより、ただそれが彼のコミュニケーションの取り方というだけだったようにわたしは受け取った。
それが万人受けするやり方ではなかったというだけ。
けれど、これは今だからわかることでその当時のわたしにはよくわからなかった。
ただ、この人はなんなんだろう?と釈然としないままパフォーマンスバトルの企画が、ひとつの夏が終わった。
それから彼をその番組で見ることはなかったように思う。*1
ひとつの夏が終わり、約1ヵ月経った9/19(土)
わたしが生で彼を見たのは、Kis-My-WORLDが最初で最後だった。
キスマイを初めて見たあの日*2
幸運にもアリーナA最前という席をいただいた。ただし、Aの最前と言えば聞こえはいいものの、端っこのためメンステもセンステもバクステもほとんど見えなかった。よく見えるのはモニターだけ。(とは言いましたが、花道がとっても近かった。たとえこちらを向いてくれなくても近さで許しちゃうレベル)
メンステとセンステは辛うじて少しは見えるものの、バクステのパフォーマンスだと埋もれて見えないため、FIRE BEATという曲のとき、無駄に見えやすい位置にあるモニターを見ていた。そんなときだった。ふとモニターから目をそらしメンステにいるJr.を見ていると、バックについているJr.のなかで唯一*3知っていた彼がいた。たまにはJr.をみるのもいいか、とほぼ正面の位置にいる彼を見ていた。よく知っているこの振り付けをキスマイ以外が踊っているのが新鮮であり、体格の良さ(体幹の強さ)からか豪快に腰を振る振り付けを踊っていた彼がとてもかっこよく見えた。*4
今でも鮮明に思い出せるのが、隣で踊っていた子*5と示し合わせてバク転をしていたこと。
まわりの子は確かやっていなかったから、もとの振り付けにはなかったのだろう。
生でこういった場面が見れたことが嬉しくて、帰るときは自担が全然こっちに来てくれなかったことも忘れ、ただただ胸を躍らせていた。
楽しい思い出をありがとう。
芸能活動をするのか、一般人に戻って彼女と幸せになるのか知らないし興味もないけど。
あのバク転はわたしにしてくれたのだと勘違いしたのはそのままにしておきます。楽しい思い出もそのままに。
今のところRの法則やジャニショから名前は消えていないみたいですが、あれだけSNSをはじめたのはそういうことでしょう。*6
そろそろ2000字になってしまうのでたたみます。
数多くの有償の愛より、たったひとりからの無償の愛を選んだであろうあなたへ。
どうかお幸せに…。